モーションなどSRTを遅延させるのって多分何処かにあったと思うんですが、
任意のパラメータを遅延させたいときに、そういうのが見当たらなかった
ので、スクリプトでつくってみました。 

完全に自分仕様ですが・・(^^;;

ということで、御自由にDLして下さい。

DelayParameter.zip


DelayParameter v0.1

マスターアイテムの任意のパラメータを複数のスレーブアイテムに遅延して参照させます。


1: 同一パラメータを有する複数アイテムを選択します。
   ※このとき一番初めに選択したアイテムがマスターアイテムとなります。

2: 当スクリプトを実行します。

3: DelayParameter パネルが開きます。
   パネル右上の [PickParameter]ボタンを押し、ピックモードにします。

4: 8キーを押しExplorerを開きます。
   Explorerを 「すべて+アニメート可能なパラメータ」 のモードにします。
   選択状態にある任意のアイテムの階層を開いていき、遅延参照したいパラメータをピックします。
   パラメータ欄にピックしたパラメータが表示されます。
   (ピックモードを使用せずダイレクトにパラメータ欄にキー入力してもかまいません。
    また、このとき選択するのはマスターアイテムのパラメータでなくても問題ありません。)

5: Delay Frame に、遅延させるフレーム数を入れます。

6: OKボタンを押します。
   アイテムを選択した順に指定したフレームで遅延しながらマスターアイテムのパラメータを
   参照するようにパラメーターにエクスプレッションが設定されます。

  ※注意: スレーブアイテム(選択したマスターアイテム以外のアイテム)の選択されたパラメータに
        アニメーションが既に存在する場合、そのアニメーションは削除され当スクリプトにより
        エクスプレッションが設定されます。
        つまり事前のアニメーションが失われますので、かならずバックアップをとってから使用することを
        お勧めします。
        
        また、とくにエラー処理などはしていません。
        個人の責任において使用してください。
        使用したことにより発生したトラブルについては
        当方は一切責任を負いませんので予め御了承ください。
        改造・改編など御自由にしてください。



えーと文字で説明してもイマイチどういうスクリプトなのか分りづらいですよね・・・

ということで適当に下記サンプルで説明します。
また下記サンプルのシーンデータは、 
DelayParameter.zip 内に同梱しています。





スクリプト実行前のサンプルムービー
再生・表示されない場合はココをクリックしてください。





スクリプト実行後のサンプルムービー
再生・表示されない場合はココをクリックしてください。


@A
弧を描いた平たいBOXが下の短い弧のカーブにパスコンストレインされているシーンファイルです。

Bパスコンストレインのブレンドウェイトが0〜100%でアニメートされています。
全てのBOXのブレンドウェイトに同じアニメートがされているので全てのBOXが同じタイミングでカーブに引き寄せられています。

では、このBOX一つ一つの動きに遅延を与えたいと思います。


C エクスプローラ「すべて+アニメート可能なパラメータ」 のモードにします。


D cube1
選択します。※一番初めに選択したアイテムがマスターアイテムとなります。
E シフトキーを押しながら、cube20 をクリックして1〜20の全てのBOXを選択状態にします。


F 当スクリプトを実行します。 DelayParameter パネルが開きます。 

G
パネル右上の [PickParameter]ボタンを押し、ピックモードにします。


   選択状態にある任意のアイテムの階層を開いていき、遅延参照したいパラメータをピックします。
   今回はパスコンストレインのブレンドウェイトをピックします。

   パラメータ欄にピックしたパラメータが表示されます。

   (ピックモードを使用せずダイレクトにパラメータ欄に直接キー入力してもかまいません。
    また、このとき選択するのはマスターアイテムのパラメータでなくても問題ありません。
    この例では、あえてcube1ではなくcube6
ブレンドウェイトをピックしました。



H Delay Frame に、遅延させるフレーム数を入れます。

   OKボタンを押します。


I アイテムを選択した順に指定したフレームで遅延しながらマスターアイテムのパラメータを
   参照するようにパラメーターにエクスプレッションが設定されます。



今回の例では同じアイテムのパラメーターに遅延を与えましたが、同じパラメータを有しているのであれば
別種のアイテム(ライト,Null,カーブ,カメラ,etc,)が混在していてもかまいません。


また遅延する順番はアイテムを選択する順番で決まります。
一番初めに選択するアイテムはマスターアイテムです。
以降のアイテム(スレーブアイテム) は遅延の順番を考慮し選んでください。
(スクリプト内で名前順などのソート処理はしていません。)


今回同梱のサンプルシーンでは、cube1〜20 を Group のメンバーに登録しています。
DEでの、cube1〜20 を選択する方法のかわりに、エクスプローラー最下部の Group
選択してもかまいません。


ただし
Group 選択する場合はグループのメンバー(アイテム)が内部的にどの順番で
選択されるかの考慮が必要です。
   


  ※注意: スレーブアイテム(選択したマスターアイテム以外のアイテム)の選択されたパラメータに
        アニメーションが既に存在する場合、そのアニメーションは削除され当スクリプトにより
        エクスプレッションが設定されます。
        つまり事前のアニメーションが失われますので、かならずバックアップをとってから使用することを
        お勧めします。
        
        また、とくにエラー処理などはしていません。
        個人の責任において使用してください。
        使用したことにより発生したトラブルについては
        当方は一切責任を負いませんので予め御了承ください。
        改造・改編など御自由にしてください。